鳥居清広(読み)とりいきよひろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳥居清広」の意味・わかりやすい解説

鳥居清広
とりいきよひろ

江戸時代宝暦期頃 (18世紀中期) に活躍した浮世絵師通称,七之助。1世鳥居清満の門人紅摺絵 (べにずりえ) の美人画,特にあぶな絵が得意で,若々しい情趣と色気異彩を放った。主要作品『両国料理屋前傘さし美人』『中村富十郎のなかばしのおまん』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鳥居清広」の解説

鳥居清広 とりい-きよひろ

?-1776 江戸時代中期の浮世絵師。
初代鳥居清満(きよみつ)の門人という。宝暦のころさかんに紅摺絵(べにずりえ)をつくった。石川豊信(とよのぶ)風の美人画,またあぶな絵もかいている。安永5年死去。通称は七之助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android