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→紅絵
…繊弱に流れがちな画面を強化するための工夫であった。
[紅摺絵]
以上の筆彩版画の歴史に終止符が打たれ,色摺の版画が行われ始めるのは,延享1年(1744)のことであった(大田南畝《一話一言》)。色摺版画の試みはすでに享保年間のころから俳諧を趣味とする好事家たちにより,句集の表紙絵などの私的な出版物を場として行われていた。…
※「紅摺絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」