日本歴史地名大系 「鳥川村」の解説 鳥川村とつかわむら 愛知県:額田郡額田町鳥川村[現在地名]額田町鳥川村域内に水源をもち南から北に流れる男(おと)川支流の鳥川川と、その枝流の大原(おおはら)川に沿った谷間に集落が立地。東は大代(おおじろ)村、西は鹿勝川(かがつかわ)村、南は萩(はぎ)村(現宝飯郡音羽町)、北は滝尻(たきじり)村・光久(みつひさ)村と各々山で接する。雨山(あめやま)・大代の二村ともに本宮(ほんぐう)山砥鹿(とが)大明神との関連から、中世は砥鹿庄に属したと考えられる。奥平氏家譜(生田家文書)に、永正九年(一五一二)生れの奥平貞勝の弟次郎左衛門の項に「領作手内取川 二代目無嗣子断絶」とある。また同家譜には、加筆で奥平氏作手(つくで)領「鳥川村上中下」と記す。永禄五年(一五六二)に上之郷(かみのごう)(現蒲郡市)城主の鵜殿攻めに活躍した竹谷(たけのや)(現蒲郡市)松平氏の松平清善に対して、竹谷松平氏家譜(松平家文書)に、<資料は省略されています>とあり、「鳥河」とも記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by