鳥形村(読み)とりがたむら

日本歴史地名大系 「鳥形村」の解説

鳥形村
とりがたむら

[現在地名]能代市坂形さかがた

西に沼田ぬまた(現山本郡峰浜村)、南は栗山くりやま村・竹生たこう村がある。いし(竹生川)はなわ川に挟まれた白神しらがみ山地の最南端にあたる舌状台地の突端にあり、村の南北と西に田地が広がる。

文禄元年(一五九二)の秋田実季分限帳(秋田家文書)に「六拾六石壱斗六升 鳥形村」とある。慶長六年(一六〇一)の秋田実季侍分限(秋田家文書)に六六石余と鉄炮衆一名が記される。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に五七石とあるが、寛文四年(一六六四)の多賀谷左兵衛知行目録に本田高四一石六斗余、開高五六石三斗余とあり、新田開発が進んだことを示している。享保一四年(一七二九)の黒印高帳(秋田県庁蔵)では三四二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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