鳥曾根新田(読み)とりぞねしんでん

日本歴史地名大系 「鳥曾根新田」の解説

鳥曾根新田
とりぞねしんでん

[現在地名]高萩市中戸川なかどがわ

花貫はなぬき川が東流し、四囲多賀山地の山、西は大能おおの村。寛文四年(一六六四)の新田証文之事(大高家蔵)に「鳥曾根新田」とみえる。「松岡地理志」に寛永一五年(一六三八)秋山あきやまつぼの藤衛門・仁左衛門の二人が開発したとあり、新田証文之事には「鳥曾根新田立申事右之佐次衛門申立寛永拾四年丑ノ年野沢太郎左衛門殿申上ノ年より為開申候只今高弐拾四石五斗四合御座候事」とある。「松岡郡鑑」に寛政元年(一七八九)の人数三四、馬一三とあり、中山家々士筆「松岡郡鑑」には文化元年(一八〇四)の家数九・人数三四、馬一三とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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