鳥箒(読み)トリボウキ

デジタル大辞泉 「鳥箒」の意味・読み・例文・類語

とり‐ぼうき〔‐ばうき〕【鳥×箒】

鳥の羽で作ったほうき羽箒はぼうき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳥箒」の意味・読み・例文・類語

とり‐ぼうき‥ばうき【鳥箒】

  1. 〘 名詞 〙 鳥の羽を集め、もとのほうに柄をつけて、先の柔らかなところで机の上などのごみなどを掃くのに作られた小さなほうき。とりははき。羽箒(はぼうき)
    1. [初出の実例]「建長寺の庭を鳥帚ではいた様な」(出典:虎寛本狂言・鐘の音(室町末‐近世初))

とり‐ははき【鳥箒】

  1. 〘 名詞 〙とりぼうき(鳥箒)
    1. [初出の実例]「とりははき 妻こひも空しき夜半や小男鹿の独りは萩の下に臥すらむ〈藤原実兼〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)物名・五一八)

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