鳥首峠(読み)とりくびとうげ

日本歴史地名大系 「鳥首峠」の解説

鳥首峠
とりくびとうげ

名栗と秩父市浦山うらやまとの境にある標高九三七メートルの峠。奥武蔵にある峠中最も高く、峠名は一帯山稜が鳥の形に見え、当峠付近が鳥の首にあたることによると伝えるが、「風土記稿」には「鳥久保峠」とみえる。上名栗村住人が建立したという大山祇命(山の神)を祀る石祠と鳥居がある。当峠は三峰神社(現大滝村)浦山の大日堂の悪魔除けの獅子舞などへの参詣の際に利用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 たいよう 南川

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む