精選版 日本国語大辞典 「鳴ず飛ばず」の意味・読み・例文・類語 なか【鳴】 ず 飛(と)ばず ( 「呂氏春秋‐重言」や「史記‐滑稽列伝」などにみえる故事の「三年不レ蜚、又不レ鳴」の句による ) 長い間鳴きも飛びもしないでじっとしている意から、将来の活躍を期して長い間機会を待っているさまをいう。現在では長い間何の活躍もしないでいることを自嘲的に、または軽蔑していうことが多い。[初出の実例]「三年鳴(ナ)かず飛(ト)ばずの技倆、現はさんとする風説」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例