重言(読み)ジュウゲン

デジタル大辞泉 「重言」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐げん〔ヂユウ‐〕【重言】

同じ意味の語を重ねた言い方。「豌豆豆えんどうまめ」「半紙の紙」「馬から落馬する」など。じゅうごん。
同字を重ねた熟語。「堂堂」「隆隆」など。畳字じょうじ畳語

じゅう‐ごん〔ヂユウ‐〕【重言】

じゅうげん(重言)1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重言」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐げんヂュウ‥【重言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じことを二度言うこと。
    1. [初出の実例]「載先段之間、不重言焉」(出典:肥前河上宮古文書写‐元徳四年(1332)正月日・肥前河上社雑掌家邦陳状写)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐八経〕
  3. 同じ字を重ねた熟語。「堂々」「悠々(ゆうゆう)」などの類。畳字。畳語。
  4. じゅうごん(重言)

じゅう‐ごんヂュウ‥【重言】

  1. 〘 名詞 〙 同じ意味のことばを重ねて用いた表現。「豌豆豆(えんどうまめ)」「半紙の紙」「後の後悔」「被害を被る」「犯罪を犯す」などの類。じゅうげん。
    1. [初出の実例]「尤可然三従にしたがふとは重言也」(出典:一滴集(1440)ふちはかま)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android