鳴海伝馬新田(読み)なるみてんましんでん

日本歴史地名大系 「鳴海伝馬新田」の解説

鳴海伝馬新田
なるみてんましんでん

[現在地名]南区かなめ町・天白てんぱく

東は牛毛荒井うしけあらい村を隔てて鳴海村(現緑区)に至る。寛文一二年(一六七二)代官太田弥右衛門の指示により、天白川下流の海に面した地を開墾した。経費は藩からの出資金と鳴海伝馬役人の譲与金であった。享保七年(一七二二)高潮により決壊したが、伝馬役人の出資金により再築した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android