鵜ノ巣船場(読み)うのすふなば

日本歴史地名大系 「鵜ノ巣船場」の解説

鵜ノ巣船場
うのすふなば

[現在地名]羽後町新町・高尾田

西馬音内にしもない川と雄物川の合流点に位置する。丘陵背後に迫り、河港深淵で、藩政期には八〇石積船の航行する雄物川最上流の船着場であった。

寛政五年(一七九三)の下仙道村諸事迷惑形覚書に「御物成米船ば出し道法り当村うのすへ四里余有之是以山坂至極難所ニ御座候」とあり、近隣の諸村の年貢米積出し港となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android