日本歴史地名大系 「羽後町」の解説 羽後町うごまち 秋田県:雄勝郡羽後町面積:二三一・三六平方キロ雄勝郡北東部にあり、東は湯沢市、東から北へ平鹿(ひらか)郡十文字町・雄物川町、北から西へ由利郡東由利町・矢島町・鳥海村、南は雄勝町に接する。町の北東端を雄物川が北流し、その流域に平地が広がる。西馬音内(にしもない)を中心とする雄物川氾濫原の平地と、その西部・南部に広がる山地とを含み、出羽山地を北東に流れる雄物川支流の西馬音内川と子吉(こよし)川水系に属する田代(たしろ)川の流域に集落が点在する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「羽後町」の意味・わかりやすい解説 羽後〔町〕うご 秋田県南部,横手盆地南西部にある町。湯沢市の北西に位置し,西半は出羽山地に属する林野。 1955年西馬音内町と三輪村,新成 (にいなり) 村,元西馬音内村,田代村,仙道村の5村,明治村の一部が合体して発足。中心集落は西馬音内で,江戸時代から九斎市が開かれ,周辺の商業の中心として発展。現在でも市が開かれる。かつては水田単作が中心であったが,畜産や園芸も盛んになっている。旧盆に行なわれる西馬音内盆踊りは国の重要無形民俗文化財。杉宮の三輪神社本殿は室町時代の建築といわれ,天正 19 (1591) 年建立の須賀神社本殿とともに国の重要文化財に指定。国道 398号線,57号線などが通る。面積 230.78km2。人口 1万3825(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報