鵜川の小鮎(読み)ウカワノコアユ

デジタル大辞泉 「鵜川の小鮎」の意味・読み・例文・類語

鵜川うかわ小鮎こあゆ

鵜飼いをする川にすむ小鮎。逃れる方法のないことのたとえ。
「―鷹にきじ、猫に追はれしのら鼠」〈浄・百人上﨟〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鵜川の小鮎」の意味・読み・例文・類語

うかわ【鵜川】 の 小鮎(こあゆ)

  1. 鵜飼をする川に住む鮎。のがれる方法のないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「在在所所、手ひどく厳しくをっさがされ、鵜川(ウカハ)の小鮎(コアユ)たかに雉、ねこにをはれしのら鼠」(出典浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)含み状)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android