鶍の嘴(読み)いすかのはし

精選版 日本国語大辞典 「鶍の嘴」の意味・読み・例文・類語

いすか【鶍】 の 嘴(はし)

  1. ( 鶍の上下くちばし左右にくい違って合わないところから ) 物事がくい違って思うようにならないこと。
    1. [初出の実例]「世界と我といすかのはしにすりちがうて候ほどにぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七)
    2. 「得心させんと思ひしも、鶍の嘴と喰違ひ」(出典:歌舞伎・千歳曾我源氏礎(1885)三幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「鶍の嘴」の解説

鶍の嘴

イスカの上下のくちばしが湾曲してくい違っているように、物事がくいちがって思うようにならないこと。をきたすことのたとえ。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android