鶤鶏駕籠(読み)とうまるかご

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鶤鶏駕籠」の意味・わかりやすい解説

鶤鶏駕籠
とうまるかご

江戸時代の罪人護送用の駕籠トウマルの祖鶏を入れた飼育籠(かご)の釣鐘型と似ているための呼び名。唐丸籠とも書く。高さ1メートルほどの割り竹で編んだ目駕籠(めかご)で、輸送中は筵(むしろ)で覆った。目の高さに椀(わん)を入れる穴、下の板張りに大小便用の落とし穴があいている。中に棒を立て罪人をつなぎ、手鎖、足枷(あしかせ)をはめる。舌をかまぬよう、自殺防止に管をくわえさせるが、食事のときは役人が立ち会って外す。鶤鶏駕籠は庶民の囚人用で、武士には用いなかった。

稲垣史生


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む