鶯梭(読み)オウサ

デジタル大辞泉 「鶯梭」の意味・読み・例文・類語

おう‐さ〔アウ‐〕【××梭】

うぐいすが枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、はたの動くのにたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鶯梭」の意味・読み・例文・類語

おう‐さ アウ‥【鶯梭】

〘名〙
ウグイスが枝から枝へ飛び移って鳴くさまを、機(はた)の梭(ひ)の動く様子にたとえた語。
※中華若木詩抄(1520頃)中「鶯梭。〈略〉鶯が梢に飛うつりて鳴くを、梭を拖て物を織る声にたとへたるぞ」 〔張養浩‐遂閑堂独坐自和詩〕
詩文などの字句をかざること。

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普及版 字通 「鶯梭」の読み・字形・画数・意味

【鶯梭】おう(あう)さ

鶯が飛び交う。元・張養浩〔遂閑堂独坐自和三首、三〕詩 垣の蝸篆(くわてん)、斜めに玉を行(めぐ)らし 柳岸の鶯梭、巧みに(かご)を

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