鶴壁(読み)かくへき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「鶴壁」の意味・わかりやすい解説

鶴壁
かくへき / ホーピー

中国、河南(かなん)省北部、太行(たいこう)山脈南東麓にある地級市。3市轄区、2県を管轄する(2016年時点)。人口166万9000(2014)。京広線および京広高速鉄道が通じる。中華人民共和国成立後に開発された炭田があり、粘結炭を産出する。品質は劣るが、コークス用、燃料用として河南省中部の平頂山(へいちょうざん)炭田の石炭とともに湖北(こほく)省武漢(ぶかん)に移出され、鉄鋼の一大地域生産コンビナートを形成する。鉱区の発展とともに、1957年、市に昇格した。1960年には北宋(ほくそう)後期の炭鉱遺跡が発見されている。磁器特産

[駒井正一・編集部 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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