鶴巻田村(読み)つるまきたむら

日本歴史地名大系 「鶴巻田村」の解説

鶴巻田村
つるまきたむら

[現在地名]尾花沢村鶴巻田

原田はらだ村の東、丹生にゆう川左岸段丘上に位置し、東は母袋もたい村、北は丹生川を隔てて行沢なめざわ村。鍋越なべこし峠に至る街道に沿って発達した。元和八年(一六二二)山形藩領、寛永一三年(一六三六)幕府領となり、安政二年(一八五五)からは松前藩預地。正保郷帳では田方四八〇石余・畑方一七石余。正徳二年(一七一二)の村明細帳写(玉野村史)によれば本田高四九〇石余(反別三三町五反余)、本畑高四七石余(反別一四町九反余)、新田畑高九石余(反別三町二反余)。免は本田畑では三ツ一分余、新田畑では三ツ八分余。小物成として草山(グミの木沢)年貢永二一文、漆代永二三文・漆実代永三文などを上納し、御林は前坂野若林の二ヵ所。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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