鶴望(読み)かくぼう

精選版 日本国語大辞典 「鶴望」の意味・読み・例文・類語

かく‐ぼう‥バウ【鶴望】

  1. 〘 名詞 〙(つる)が首を長く伸ばすようにして見ること。転じて、待ち望むこと。
    1. [初出の実例]「忽至衡門。不鶴望」(出典本朝文粋(1060頃)四・入道大相国重上表〈大江匡衡〉)
    2. [その他の文献]〔色葉字類抄(1177‐81)〕〔蜀志‐張飛伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鶴望」の読み・字形・画数・意味

【鶴望】かくぼう(ばう)

首を長くして待ち望む。〔三国志、蜀、張飛伝〕今寇を作(な)し、民毒(とどく)を被る。を思ふの士、頸を(ひ)いて鶴す。

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