鷲峰村(読み)じゆうぼうむら

日本歴史地名大系 「鷲峰村」の解説

鷲峰村
じゆうぼうむら

[現在地名]鹿野町鷲峰

鹿野の南西方、河内こうち川上流域、鷲峰山北麓に位置する。北は小別所こべつしよ村、南は河内村。枝郷に外火(来日)・イカキ・古仏谷こぶつだにがある(因幡志)。拝領高は一五一石余、本免は六ツ一分。「因幡志」では家数六八。安政五年(一八五八)の村々生高竈数取調帳によると生高二三三石余、竈数八三。産物として「因幡志」は大竹・川藻・川苣、「因幡民談記」は杉・竹・独活・蕨をあげる。

宝暦一三年(一七六三)五年前から紙漉業を営んでいた当村の義左衛門・儀三郎両人は、儲けも少なく、原料の楮も洪水で流失してしまったので、廃業願を提出し許可された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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