鷲蓮寺(読み)じゆれんじ

日本歴史地名大系 「鷲蓮寺」の解説

鷲蓮寺
じゆれんじ

[現在地名]松尾村松尾

秋田県鹿角かづの市へ抜ける道の南側、中松尾にあり、松尾山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。「御領分社堂」では寛永年中(一六二四―四四)の開創で、鎮守は五社稲荷明神とある。「管轄地誌」は寛永一一年慶室恕悦の開基とする。当初きた館跡に建立、正徳五年(一七一五)村内川原目かわらめ寺久保てらくぼに移り、元文二年(一七三七)再建、宝暦一三年(一七六三)谷地中やちなかの赤羽根万九郎が現在地を寺に寄進し、寛政八年(一七九六)新築移転したという(村誌松尾の歩み85年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 本堂

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android