日本歴史地名大系 「鷲野谷村新田」の解説 鷲野谷村新田わしのやむらしんでん 千葉県:東葛飾郡沼南町鷲野谷村新田[現在地名]沼南町鷲野谷新田(わしのやしんでん)鷲野谷村地先の手賀(てが)沼を開発して成立した新田で、印旛(いんば)郡に属した。鷲(わし)ヶ谷(や)村新田ともいった(天保郷帳)。享保一一年(一七二六)幕府代官斎藤喜六郎による検地で八石余、安永六年(一七七七)には同代官宮村孫左衛門による検地で一六石余が高入れされた。成立以後幕府領で幕末に至った(旧高旧領取調帳)。これら新田地のうち、須賀(すか)の五町七反余の土地は寛文期(一六六一―七三)に江戸の商人によって開発・保有されていた土地で、山中正倫が保有していたが、正徳元年(一七一一)鷲野谷村に譲り渡されていた(染谷家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by