鷹ノ巣山遺跡(読み)たかのすやまいせき

日本歴史地名大系 「鷹ノ巣山遺跡」の解説

鷹ノ巣山遺跡
たかのすやまいせき

[現在地名]本川村越裏門

越裏門えりもんの北の鷹ノ巣山(一三五九・一メートル)西南中腹にある弥生中期末の岩陰遺跡。遺跡の標高は一一五〇メートル、越裏門集落よりの比高は約四五〇メートルで、西日本最高位にある弥生遺跡である。中腹斜面の緑泥片岩の大露頭にある幾つかの小岩陰の一つに、完形の中期末の弥生土器(竜河洞式土器甕型)が数個発見された。付近には谷川が流れ、遺跡の地形などからみて弥生系高地性集落とみるよりも高山遺跡としての性格が強い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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