日本歴史地名大系 「鷹取城」の解説 鷹取城たかとりじよう 福岡県：浮羽郡田主丸町森部村鷹取城耳納（みのう）山中にあったとみられる中世の城郭。高鳥・鷹執・高取などとも書く。建武五年（一三三八）三月、南朝の菊池武重・少弐資時らが石垣（いしかき）山に拠って挙兵した。同月一四日の一色道猷感状写（福田文書／南北朝遺文（九州編）七）に「石垣山号鷹取搦手」などとみえ、同月一六日の藤原重宗軍忠状（小代文書／南北朝遺文（九州編）一）には「武藤資時并菊池武重以下凶徒等、打出筑後国石垣城」とある。暦応三年（一三四〇）九月、再び北朝方が石垣山を攻略したが、同年一〇月日の佐志披軍忠状（東京大学文学部所蔵斑島文書／南北朝遺文（九州編）二）は、石垣山に「号高鳥」と注記されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
