鹿伏新田(読み)しかぶししんでん

日本歴史地名大系 「鹿伏新田」の解説

鹿伏新田
しかぶししんでん

[現在地名]豊後高田市草地くさじ 猫石ねこいし

草地村北西広瀬ひろせ川中流域の草地台地先端付近に位置する。カブセともいう。文政一一年(一八二八)芝崎しばさき村町人佐田屋(加来)藤九郎ほか五人により開かれた。田畑一六町八反余。同一二年塩田に失敗し、天保三年(一八三二)からは田畑試作をするが不良であった。用水に不便で、天水に頼った(「新開凡取調書」広瀬家文書)。開発当初は幕府領、慶応三年(一八六七)から肥後熊本藩預地となる。旧高旧領取調帳では高一六三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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