鹿児島興正寺別院(読み)かごしまこうしようじべついん

日本歴史地名大系 「鹿児島興正寺別院」の解説

鹿児島興正寺別院
かごしまこうしようじべついん

[現在地名]鹿児島市高麗町

真宗興正派で、本尊阿弥陀如来。明治九年(一八七六)九月信教の自由令が発布されると、真宗興正派も直ちに開教僧鈴木亮慧(現奈良県橿原市明教寺の僧)・橘青海を鹿児島に派遣した。一〇月には真田黙雷(現香川県観音寺市光明寺の僧)ら五名、続いて京都興正寺二七世本寂が鹿児島に入って布教に当たり、つき町に仮掛所を開設した。同一〇年一一月二四日、本寂の第四子信暁が鹿児島に入り開教事業に当たった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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