西田方限(読み)にしだほうぎり

日本歴史地名大系 「西田方限」の解説

西田方限
にしだほうぎり

甲突こうつき川右岸に位置する武家屋敷地川外かわそととも称された(天保城下絵図)。参勤街道筋である出水いずみ筋に沿って町人町の西田町三町が並び、武家屋敷はその南北に所在した。また鹿児島城下の拡大に伴って甲突川沿いや近在も含めた地に武家屋敷が散在的に成立し、ここでは便宜的にこれらも含め記述の対象とする。寛永一三年(一六三六)の鹿児島衆中屋敷検地帳(旧記雑録)にはかみ方限・しも方限および御城内と区別されて西田がみえ、西田新屋鋪として四一筆の屋敷、御道見衆として一〇六筆の屋敷が書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android