鹿子木村(読み)かのこぎむら

日本歴史地名大系 「鹿子木村」の解説

鹿子木村
かのこぎむら

[現在地名]北部町鹿子木かなこぎ 鹿子木かなこぎ

坪井つぼい川と井芹いせり川に挟まれた台地上にあり、東は楠古閑くすこが村、西は中尾なかお村に接する。平安時代に成立した寄進地系荘園である鹿子木庄の名を引いており、この辺り一帯は平安時代以降鹿子木庄の荘地であった。鹿子木庄の名は、長寛二年(一一六四)一二月二七日の中原親貞解(東寺百合文書)にみえる。

慶長九年(一六〇四)九月の検地帳によれば、田方三三町九反余・畠方八四町九反七畝余、分米八八八石二斗余とある。同一三年の検地帳では「鹿子木内町村」とあり、田方一町六反二畝・畠方一七町六反三畝余、分米一五七石四斗余、竈数二二・家数四四・人数四六、馬三・牛二とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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