鹿子草(読み)かのこそう

精選版 日本国語大辞典 「鹿子草」の意味・読み・例文・類語

かのこ‐そう‥サウ【鹿子草】

  1. 〘 名詞 〙 オミナエシ科多年草各地山地の湿ったところに生える。高さ三〇~八〇センチメートル。節部に白毛を生じる。葉は対生し羽状複葉。各小葉は両端のとがった長楕円形で縁は鋸歯(きょし)状。五~七月頃、茎頂に淡紅色の小花をまるく密集してつける。花は長さ五~七ミリメートルの細長い筒状で先が五裂している。根茎纈草根(けっそうこん)(=吉草根)といい鎮痙剤に用いる。はるおみなえし。けっそう。かのこ。誤ってキッソウとも。《 季語・春 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「鹿子草」の解説

鹿子草 (カノコソウ)

学名Valeriana fauriei
植物。オミナエシ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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