鹿背山不動(読み)かせやまふどう

日本歴史地名大系 「鹿背山不動」の解説

鹿背山不動
かせやまふどう

[現在地名]木津町鹿背山

JR関西本線鹿背山トンネル付近の丘陵上にある。「拾遺都名所図会」に挿画があり、「相楽郡誌」には「境内九十一坪堂宇皆石造境内老樹多く渓澗の一勝景となす」と記す。磨崖仏不動明王立像(像高四五センチ)は、岩壁を火焔光形に彫りくぼめて像を半肉彫に彫出している。像の両側刻銘があり、向かって右は「石大工末次」、左は「建武元年甲戌十一月廿一日」と陰刻されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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