鹿舌(読み)かのした

精選版 日本国語大辞典 「鹿舌」の意味・読み・例文・類語

か‐の‐した【鹿舌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 担子(たんし)菌類ハリタケ科のキノコ。世界に広く分布し、秋、雑木林に列状に群生する。傘は径二~一〇センチメートルの不整な円形で、全体に卵黄色を帯びる。肉はやや厚く柔らかい。柄は傘の一方にかたよってつき、長さ二~五センチメートル、径〇・五~一・五センチメートル。食用になる。いがたけ。かのこだけ。ぬのびき。
    1. [初出の実例]「かのしたしゐたけしめりたけ」(出典:御伽草子・常盤の姥(類従所収)(1504‐21頃))
  3. 植物「しおん(紫苑)」の古名。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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