紫苑(読み)シオン

デジタル大辞泉 「紫苑」の意味・読み・例文・類語

し‐おん〔‐ヲン〕【紫×苑/紫×菀】

キク科の多年草。山間の草地に自生し、高さ1.5~2メートル。根際に大きな葉が群生。秋、多数淡紫色の花を開く。漢方で根を乾かしてせき止めの薬にする。栽培もされる。鬼の醜草しこぐさ 秋》「―咲き静かなる日の過ぎやすし/秋桜子
紫苑色」の略。

し‐おに〔‐ヲニ〕【紫×苑/紫×菀】

《「おん(苑)」の「ん」を「に」で表記したもの》「しおん(紫苑)」に同じ。
「うれしきこと有らん人は―を植ゑて常に見るべし」〈今昔・三一・二七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「紫苑」の解説

紫苑 (シオン・シオニ)

学名Aster tataricus
植物。キク科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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