普及版 字通 「麋」の読み・字形・画数・意味
麋
17画
[字訓] なれしか・ほとり
[説文解字]

[甲骨文]

[字形] 形声
声符は米(べい)。〔説文〕十上に「鹿の屬なり」とし、「
至に其の角を解く」と〔礼記、月令〕の文を引く。〔詩、小雅、巧言〕「河の麋(ほとり)に居る」は
(び)の仮借。〔
子、非相〕「伊尹(いゐん)の
、面に須麋(しゆび)無し」は「鬚眉(しゆび)」の意。[訓義]
1. なれしか、おおしか。
2. 靡(び)と通じ、くだける。
3.
と通じ、ほとり、水のほとり。4. 眉と通じ、まゆ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕麋
語抄に云ふ、於保之可(おほしか) 〔名義抄〕麋 オホシカ・モロモロ[声系]
〔説文〕に麋声として艸部に一字を収め、その字はまた
に作る。
(びぶ)(香草の名)の意。[語系]
麋・
・眉mieiは同声。通用することがある。[熟語]
麋
▶・麋角▶・麋丸▶・麋罟▶・麋寿▶・麋粥▶・麋
▶・麋
▶・麋沸▶・麋弊▶・麋墨▶・麋乱▶・麋梨▶・麋黎▶・麋鹿▶[下接語]
麋・麈麋・野麋・老麋出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

