麋鹿(読み)ビロク

デジタル大辞泉 「麋鹿」の意味・読み・例文・類語

び‐ろく【×鹿】

大鹿と鹿。獣類
飛鳥ひちょうのこし―痕を印する」〈露伴・二日物語〉

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精選版 日本国語大辞典 「麋鹿」の意味・読み・例文・類語

び‐ろく【麋鹿】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「麋」は大鹿 )
  2. 大鹿と鹿。
    1. [初出の実例]「犲狼逐麋鹿」(出典:性霊集‐一(835頃)遊山慕仙詩)
    2. 「麋鹿(ビロク)のかよふ跡のみ見えて」(出典:読本・雨月物語(1776)白峯)
    3. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王上〕
  3. 野鄙なことのたとえ。また、山林田野の間にのんびり過ごすことをへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「麋鹿之為体、深疎人衆」(出典:玉葉和歌集‐文治五年(1189)八月二二日)
    2. [その他の文献]〔朱熹‐送郭拱辰序〕

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普及版 字通 「麋鹿」の読み・字形・画数・意味

【麋鹿】びろく

なれしかと、しか。唐・許渾〔姑懐古〕詩 臺の麋鹿、新を爭ひ の鳧(ふえい)、淺を占む

字通「麋」の項目を見る

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