麓山(読み)はやま

日本歴史地名大系 「麓山」の解説

麓山
はやま

東和町戸沢とさわ岩代いわしろ田沢たざわ百目木どうめきの境界にある山で標高八九七・一メートル。頂上付近は通称黒御影石といわれる斑糲岩質岩石のため浸食し残されたもので、地形学でいう残丘である。頂上付近から石材が切出されているので、かなり広範囲に裸地となっている。戸沢では羽山、田沢では麓山と記してきたが、現在は麓山と表記する。神奈備型のきれいな山で、「相生集」の神廟類の項の南戸沢村に「羽山」、田沢村に「羽山在羽山四月十八日」と記されているので、山頂に羽山神を祀っていたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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