麦焦(読み)むぎこがし

精選版 日本国語大辞典 「麦焦」の意味・読み・例文・類語

むぎ‐こがし【麦焦】

  1. 〘 名詞 〙 大麦を煎ってこがし、臼でひいて粉にしたもの。これに砂糖を混ぜ、水で練ったりして食べる。また、菓子材料としても用いる。煎り麦。はったい。麦粉香煎(こうせん)。麦香煎。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「麦こがし我も付木の穂に出て〈蓮之〉 御葛籠馬の通る暑き日〈宗瑞〉」(出典:俳諧・五色墨(1731))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む