出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…そして,現在では片木一般を経木と呼び,それを厚経木と薄経木に区分するようになった。厚経木は昔ながらの折箱や曲物(まげもの)の素材とされるが,かつては付木(つけぎ)の材料としても重要であった。付木は長方形の厚経木の一辺に硫黄を塗ったもので,マッチの普及以前,火だねを運ぶために必須の生活用品であった。…
…また,正月の初山入りに男が山に行って柴をとってくる風も各地にある。薪に着火するにはコッパややにの多い肥松(こえまつ)が使われたが,後には杉やヒノキの薄片の端に硫黄(いおう)をつけた〈付木(つけぎ)〉が出まわった。付木は先ににおいの強い硫黄がついているので縁起物や魔よけとされ,マッチが普及してからも贈答に使われた。…
… 古くは互いに打ち合わせて用いたが,その後,火打金(ひうちがね)とか火打鎌などという手ごろな大きさの木片に鋼鉄片をはめこんだものに打ちつけて発火させるようになった。発火させた火は火口(ほくち)に移し,さらに火口から付木を用いて灯火やたき火に移した。火口はとも書き,朽木やガマ(蒲)などの炭を粉末にしたものが使われたが,近世にはツバナやパンヤに煙硝(えんしよう)を加えて,色をつけたものが商品化された。…
※「付木」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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