麻布今井谷町(読み)あざぶいまいだにまち

日本歴史地名大系 「麻布今井谷町」の解説

麻布今井谷町
あざぶいまいだにまち

[現在地名]港区六本木ろつぽんぎ二丁目

麻布谷あざぶたに町の鎮守久国ひさくに稲荷の西にある町屋。西は永昌えいしよう寺、南は道を隔てて麻布御箪笥あざぶおたんす町、北は信濃松代藩真田家下屋敷。麻布今井町に属し寛永七年(一六三〇)から年貢地(文政町方書上)元禄郷帳では高一〇石余。承応三年(一六五四)の江戸城外郭建設で移転した今井村集落の一つで、もと法雲ほううん寺境内であった土地に移住。享保年中(一七一六―三六)同寺が麻布桜田あざぶさくらだ町に移転、同一九年跡地に家作を願出て許可され町奉行支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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