麻布山水(読み)まふさんすい

百科事典マイペディア 「麻布山水」の意味・わかりやすい解説

麻布山水【まふさんすい】

正倉院宝物の麻布に描かれた墨絵山水図。州浜形(すはまがた)の島を中心に,様式化された水,草木,鳥等を抑揚のない描線で描いたもので,簡略で軽妙な筆致後代大和絵先駆とされる。

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