麻布湖雲寺門前(読み)あざぶこうんじもんぜん

日本歴史地名大系 「麻布湖雲寺門前」の解説

麻布湖雲寺門前
あざぶこうんじもんぜん

[現在地名]港区六本木ろつぽんぎ四丁目

麻布今井法音寺あざぶいまいほうおんじ門前の北にある門前町屋。東は道を隔て常陸下館藩石川家中屋敷・小十人組松尾邸、西は湖雲寺境内、道を隔て妙像みようぞう寺、北は道を隔て陸奥相馬藩相馬家中屋敷・小十人組中井邸。慶長五年(一六〇〇)四谷仲殿町で湖雲寺の開創と同時に起立した。幕府用地になり、元禄八年(一六九五)同寺が現在地へ移転後も従来どおり町家作は許可され、延享二年(一七四五)町方支配となる。表田舎間五四間半、寺門から南方、南北表田舎間一六間半、東西は裏行一九間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android