新撰 芸能人物事典 明治~平成 「麻生花児」の解説
麻生 花児
アソウ カジ
- 職業
- 洋画家 声楽家 冒険家
- 肩書
- ボストン美術館附属美術大学教授
- 生年月日
- 昭和11年
- 出身地
- 茨城県 取手市
- 学歴
- 東京芸術大学美術学部油画科〔昭和36年〕卒
- 経歴
- 油彩画、水彩画、銅版画を手掛ける。昭和42年渡米してボストンに移住。ボストン美術館附属美術大学で教える傍ら、美術、東洋哲学、詩などを学び、研究する芸術総合学校Kaji Aso Studioを主宰した。代表作は「光る海」「水の精」など。一方、芸大時代から本格的に声楽を始め、声楽家としてもオペラ、独奏会などで活動。平成7年にはイタリア・パドバ市の聖アンソニー生誕800年芸術祭にテナーとして招かれた。10年インターナショナル・バイオグラフィカルセンターによる“20世紀の傑出した2000人”のひとりに選ばれた。また“ネイチャー・アンド・テンプテーション(自然と魅惑)”の活動を提唱し、昭和44年以来ボストン・マラソンには毎年参加し、平成17年まで36年連続完走。芸大時代より“川下り”も行い、利根川、木曽川、信濃川、ハドソン河、ミシシッピ本流、スワニー河、ボルガ河、セーヌ河などの川下りを成功させた。
- 受賞
- ニューオリンズ名誉市民,ボストン名誉市民
- 没年月日
- 平成18年 3月11日 (2006年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報