黄なる泉(読み)キナルイズミ

デジタル大辞泉 「黄なる泉」の意味・読み・例文・類語

なるいずみ

《「黄泉こうせん」を訓読みにした語》あの世冥土めいど
「苔ふる岩に千代ふる命をば―の水ぞ知るらむ」〈宇津保藤原の君〉

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精選版 日本国語大辞典 「黄なる泉」の意味・読み・例文・類語

き【黄】 なる 泉(いずみ)

  1. ( 「黄泉(こうせん)」の訓読み ) 死んだ人の霊魂が行くところ。あの世。冥土(めいど)
    1. [初出の実例]「苔生ふる岩に千代ふるいのちをばきなるいづみの水ぞ知るらん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

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