黄履荘(読み)こうりそう(その他表記)Huáng Lǚ zhuāng

改訂新版 世界大百科事典 「黄履荘」の意味・わかりやすい解説

黄履荘 (こうりそう)
Huáng Lǚ zhuāng
生没年:1656-?

中国の清朝初期の科学者。江蘇の人。多数の儀器,機械を設計,製作した。気象学に関するものに,気温を測定したり薬性を検査するための一種の温度計(験冷熱器),晴雨を予測するための一種の湿度計(験燥湿器)がある。後者は湿度の変化にしたがって弦線が伸縮することを利用したもので,後代の毛髪湿度計と同じ原理による。すでに後漢の王充は,雨が降ると琴の弦がゆるむことに気付いていたが,彼の湿度計はこうした発見にもとづく。瑞光鏡と呼ばれたサーチライト,望遠鏡,顕微鏡などの光学機械,あるいはラセン状水車なども作った。
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