黄砂アレルギー(読み)こうさあれるぎー

知恵蔵mini 「黄砂アレルギー」の解説

黄砂アレルギー

偏西風によって中国大陸などから飛来する細かな粒子(黄砂等)によって引き起こされるアレルギー性の疾患のこと。日本で毎年2月〜5月に多く発生する。もともと黄砂はゴビ砂漠などの細かな砂塵だったが、近年の中国の工業発達などにより、排ガスやPM2.5などの有害物質ダニの糞、カビなど多様なものが含まれるようになり、それらがアレルギー症状を引き起こすようになった。目のかゆみや発赤、鼻水くしゃみ喘息など、花粉症と似たような症状が見られる。花粉より粒子が細かく、気管や肺の奥にまで入り込むこともあるため、花粉症よりも注意が必要とされる。

(2017-5-11)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む