黄頭郎(読み)こうとうろう

精選版 日本国語大辞典 「黄頭郎」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ろう クヮウトウラウ【黄頭郎】

〘名〙 (中国では「黄」は土の色を表わし、土は水に勝つものとして、船頭が常に黄色の帽子をかぶって災難を免れようとしたところからいう) 船をあつかう者。船頭。水夫。こうとう。
太平記(14C後)一一富貴の台(うてな)の中に(かしづき)立し賢息も、傍へだにも寄ざりし凡下共の奴と成て、黄頭郎(クヮウトウラウ)が夢をなせり」 〔史記‐佞幸伝・鄧通〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android