黄頭郎(読み)こうとうろう

精選版 日本国語大辞典 「黄頭郎」の意味・読み・例文・類語

こうとう‐ろうクヮウトウラウ【黄頭郎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国では「黄」は土の色を表わし、土は水に勝つものとして、船頭が常に黄色の帽子をかぶって災難を免れようとしたところからいう ) 船をあつかう者。船頭。水夫。こうとう。
    1. [初出の実例]「富貴の台(うてな)の中に(かしづき)立し賢息も、傍へだにも寄ざりし凡下共の奴と成て、黄頭郎(クヮウトウラウ)が夢をなせり」(出典太平記(14C後)一一)
    2. [その他の文献]〔史記‐佞幸伝・鄧通〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む