新撰 芸能人物事典 明治~平成 「黒田幸子」の解説
黒田 幸子
クロダ サチコ
- 職業
- 民謡歌手
- 本名
- 有馬 つる
- 生年月日
- 大正5年 9月4日
- 出身地
- 鳥取県 米子市
- 経歴
- 昭和6年吉本興業にスカウトされ、16歳でデビュー。上京後浅草木馬館に出演して連日超満員。19歳で日本コロムビアからレコードを出し、NHK出演。黒田流の安来節で人気を集め、“安来節の女王”として大人気を博した。12年ごろが全盛期で、大阪難波の三友クラブ、横浜花月などで活躍。24歳で女ばかり17人の黒田幸子一座を旗揚げ、7年間名古屋七宝館で常打ち。「出雲音頭」の名付け親で、千葉県の民謡「木更津甚句」などを世に広めた。戦後一座を解散したが、娘の幸文と親子弥次喜多で地方回りを続け、63年国立演芸場で12月中席、64年新春幕開けを飾った。東京演芸協会理事を経て、相談役。日本民謡協会名人位。
- 所属団体
- 日本民謡協会(名誉会員),東京演芸協会(相談役)
- 受賞
- 芸術祭賞〔昭和52年〕
- 没年月日
- 平成9年 1月13日 (1997年)
- 家族
- 長女=黒田 幸子(2代目 民謡歌手)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報