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黒種 くろだねhibernating silkworm egg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黒種
くろだね
hibernating silkworm egg

越年する卵のこと。1化性の蚕はすべて着色する黒種を産み,2化性蚕の卵は高温で光線を当てて保護すると,孵化してくる蚕は蛾になって黒種を産み,逆に低温暗催青をすると着色しない生種を産む。産下直後の黒種は生種のように黄色であるが,漿液膜に時間とともにトリプトファン系の色素を次第に沈着し紫褐色となるのでこの名がある。生種よりも黒種の蚕のほうが繭質がすぐれているので,現在では黒種のみ生産し,生種の代り人工孵化によって不越年卵を製造している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

くろ‐だね【黒種】

蚕の越年卵。前年に採種して冷蔵保存し、飼育期に取り出すもの。色が紫褐色になるところから、淡黄色の生種(なまだね)に対していう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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