黒色分芽菌症(読み)こくしょくぶんがきんしょう(その他表記)chromoblastomycosis; chromomycosis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「黒色分芽菌症」の意味・わかりやすい解説

黒色分芽菌症
こくしょくぶんがきんしょう
chromoblastomycosis; chromomycosis

いぼ状皮膚炎ともいう。深在性真菌症の一つ。熱帯亜熱帯に多い。菌は土壌腐木などに存在し,小児老人,免疫不全者に多発する。隆起する肉芽腫性のカリフラワー状の病変で,排膿をみることがある。慢性に経過して十数年続くが,ときに内臓を侵し,脳病変などを併発して死亡することがある。糖尿病リウマチ様関節炎,全身性エリチマトーデス (→紅斑性狼瘡 ) などの基礎疾患のある人に起きやすい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む