黒蓋(読み)くろぶた

精選版 日本国語大辞典 「黒蓋」の意味・読み・例文・類語

くろ‐ぶた【黒蓋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 灸をすえた跡の黒くなった所。塩をつけると痛みがとまるという。
    1. [初出の実例]「もし灸瘡のくろぶたをちば、桃の東南の枝と青柳の若枝とを煎じて、温に灸瘡をあらへ」(出典:全九集(1566頃)七)
  3. ② 江戸時代の歌舞伎劇場の設備の一つ。自然光による照明調節のために用いられた二階桟敷の上にある明り窓を覆うための黒塗りの板。
    1. [初出の実例]「トド死骸を川へ打込む、ト此きっかけに雨車、薄どろにて黒蓋(クロブタ)しめる」(出典:歌舞伎・伊達競阿国戯場(1778)大序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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