日本歴史地名大系 「黒部六号古墳」の解説 黒部六号古墳くろべろくごうこふん 福岡県:豊前市松江村黒部六号古墳[現在地名]豊前市松江周防灘を眺望する台地上に立地し、灰(はい)ノ木(き)古墳群として知られていた二〇基ほどの円墳の一。昭和五三年(一九七八)に調査が実施された。調査対象となったのは七基で、そのうち黒部六号古墳を含め三基が県指定史跡として保存された。六号古墳は直径一六・二メートルの円墳で、南東方向に開口する複室構造の横穴式石室が主体部である。石室全長は八・二メートルで、玄室左壁および玄門にゴンドラ風の大型帆船などの線刻が認められた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by